【 最近のお気に入りの動詞は“埋める” 】
夜中にお台所に立つ、のどが渇いた、味のあるものが飲みたい、体が熱を帯びているような気がする、透明なグラスに氷をみっちり、飲みたいだけのアイスコーヒーをたっぷりと、残りの空いた部分を牛乳で埋める、ほら“埋める”!
土の匂いがする言葉なのがなんだか気に食わない。「ボデーを透明にするんだよ」と熱帯魚屋さんのお知り合いが言っていたように、他の手段の方がずっと良いに決まっている。
穴を埋める、という使い方はしっかりと気に食う。埋めてくれ。
【 最近のお気に入りの名詞は“タンバリン” 】
モンキータンバリン、赤いタンバリン、はしれ!タンバリン、タンバリンレコード
短期間に短時間にこんなにも”タンバリン”“タンバリン”“タンバリン”“タンバリン”
めちゃくちゃしていた頃、4日間で3人の違う男性から、それぞれ全く違う文脈で“上沼恵美子”という単語を聞いたときのことを思い出した。
そのあたりはちょうど、母が彼女のラジオにハマっていた時期だったから、これは母の呪いなのかと思い恐れていた。今でも少し怖い。打楽器に呪われるようなことをした覚えは、今のところない。いや、あるのかな。